昭和の時代 2021 4 3

 昭和の時代は、会社が終わって自宅に帰ってくると、
ビールを飲みながらテレビを見る。
日曜日は、居間で「ごろ寝」をする。
そういう時代でした。
 技術革新が激しい今の時代において、
そういうことをすると、「浦島太郎」になってしまいます。
 今は、ドッグイヤーの時代です。
犬が1年で7年も年を取るように、
IT業界も1年で7年分の進化をすると言われています。
 しかし、今や、多くの業界でIT技術を取り入れた結果、
数多くの業界においても、「ドッグイヤー」になりつつあるかもしれません。
 だからこそ、情報収集が重要であるうえに、
他の業界についても、情報収集する必要があるでしょう。
 今は、企業の寿命は短いかもしれません。
私は、若い頃からカメラが好きでしたが、
この業界において、あまりにも早い変化には驚いています。
 かつて、「コダック」といえば、写真フイルムのトップメーカーであり、
世界の優良企業においても、トップレベルでした。
 しかし、「コダックが倒産か」というニュースを聞いた時には驚きました。
原因は、デジタルカメラに流行にあったでしょう。
 日本のフイルムメーカーは、いち早くデジタルカメラに移行しましたが、
最近は、デジタルカメラの出荷数が激減というニュースを耳にします。
原因は、スマートフォンのカメラ機能が進化したことでしょう。
 写真フイルムにおいて世界最高の技術を誇っても、
デジタルカメラにおいて世界最高の技術を誇っても、
新しい技術によって、その地位を奪われてしまう。
これでは、会社の寿命は短いものとなるでしょう。
 しかし、人間の寿命は長くなりました。
「人生100年時代」に突入したかもしれません。
50歳は、人生の中間地点になったかもしれません。
 これが意味することは、生涯学びの時代になったと言えるでしょう。
大学に入学するのは18歳でしょうが、
これからの時代は、50歳や60歳で大学入学が必要になるかもしれません。
 人生の中間地点において、「知識」を補給しておかないと、
残り半分の人生において、「浦島太郎」になってしまいます。
 一方、このような激しい変化に対して、
「自然に帰れ」という運動が起こってくるかもしれません。
科学技術の進歩を否定して、数百年前の生活に戻ろうとする動きです。
























































































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